翻訳と辞書
Words near each other
・ Tu-155 (航空機)
・ Tu-156 (航空機)
・ Tu-16 (航空機)
・ Tu-160 (航空機)
・ Tu-2 (航空機)
・ Tu-204 (航空機)
・ Tu-206 (航空機)
・ Tu-214 (航空機)
・ Tu-216 (航空機)
・ Tu-22 (航空機)
Tu-22M (航空機)
・ Tu-244 (航空機)
・ Tu-304 (航空機)
・ Tu-306 (航空機)
・ Tu-324 (航空機)
・ Tu-330 (航空機)
・ Tu-334 (航空機)
・ Tu-4 (航空機)
・ Tu-414 (航空機)
・ Tu-444 (航空機)


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

Tu-22M (航空機) : ウィキペディア日本語版
Tu-22M (航空機)[つぽれふ22]

Tu-22M(ツポレフ22M;ロシア語:トゥー・ドヴァーッツァヂ・ドヴァー・エーム)は、冷戦時代にソ連ツポレフ設計局で設計・製造された中距離爆撃機である。超音速、可変翼、長航続距離を特徴とし、ソ連では、「ミサイル爆撃機」に分類された。ロシア連邦により現在も運用されている。
Tu-22MのMとはロシア語の「発展型」の頭文字であり、Tu-22 「ブラインダー」 の発展型であることを示している。北大西洋条約機構(NATO)では バックファイア (英語:Backfire〔内燃機関で発生する「逆火」現象(燃焼室外燃焼)の意味だが「逆効果」・「裏目(に出る)」を意味するスラングでもある〕) のNATOコードネームを割り当てた。''トゥー・ドヴァーッツァヂ・ドヴァー・エーム)は、冷戦時代にソ連ツポレフ設計局で設計・製造された中距離爆撃機である。超音速、可変翼、長航続距離を特徴とし、ソ連では、「ミサイル爆撃機」に分類された。ロシア連邦により現在も運用されている。
Tu-22MのMとはロシア語の「発展型」の頭文字であり、Tu-22 「ブラインダー」 の発展型であることを示している。北大西洋条約機構(NATO)では バックファイア (英語:Backfire〔内燃機関で発生する「逆火」現象(燃焼室外燃焼)の意味だが「逆効果」・「裏目(に出る)」を意味するスラングでもある〕) のNATOコードネームを割り当てた。
== 開発 ==
先行して開発・運用されていたTu-22は、特に成功した機体とは言えず、高価な割にはいくつかの点でTu-16より劣っており、特に航続距離、離陸時滑走距離が弱点となった。Tu-22が運用開始されるのと同時に、ツポレフ設計局はTu-22に対する改善研究・設計を開始した。
ミグ設計局のMiG-23や、スホーイ設計局のSu-17と同様、幾何学的な形状の可変翼は魅力ある長所を持つと考えられていた。すなわち、短い離陸時滑走距離、効果的な航続性、高速性、低空飛行性能である。Tu-22にこれらの長所を取り入れ、失敗したTu-98からいくつかの特徴を取り入れて、「航空機145」 (サモリョート145) と呼ばれる可変翼の試作機が試作された。
「航空機145」は既にベースとなったTu-22とは全く別の航空機となっていたが、当時のソ連内部ではニキータ・フルシチョフが掲げたミサイル万能論の論調を取る勢力が(フルシチョフ失脚後も)一定数存在し、正面切って新型機開発を切り出しにくい状況下にあった。そこでツポレフはあくまで「航空機145」をTu-22の発展型であると主張し、Tu-22Mの名称で採用されることになった〔。この名称は公表されず、また西側諸国は当然ツポレフ側の事情など知る由もなかったため、当機の名称をTu-26と推測し、それが定説となっていた。戦略兵器制限交渉(後述)の際にソ連がTu-22Mの名称を明かした後も、西側の情報筋はTu-22とは大きく異なる当機をTu-22Mと呼称するソ連の姿勢を「意図的なミスリーディング」だと疑っていた〔。
1969年8月に先行試作機のTu-22M0が初飛行した〔。Tu-22M0は9機(10機説もある)が製造され、1971年には前生産型のTu-22M1 「バックファイアA」が初飛行。各種の開発試験・兵装試験・運用評価が行われた結果良好な性能を発揮し、量産に入ることが決定された。本格的な量産型であるTu-22M2 「バックファイヤB」は1972年に登場している。1977年にはTu-22M2の発展型であるTu-22M3 「バックファイアC」の初号機が初飛行している。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「Tu-22M (航空機)」の詳細全文を読む



スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.